愚誠(読み)ぐせい

精選版 日本国語大辞典 「愚誠」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐せい【愚誠】

  1. 〘 名詞 〙 おろかしい誠意。つまらない心。また、自分真心をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「先生拙僧の愚誠(グセイ)を憐み」(出典報徳記(1856)三)
    2. [その他の文献]〔李密‐陳情表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「愚誠」の読み・字形・画数・意味

【愚誠】ぐせい

誠心。謙称。晋・李密情事を陳(の)ぶる表〕願はくは陛下、愚矜愍(きょうびん)し、臣の志を聽(ゆる)せ。庶(ねが)はくは劉(母)、僥倖にして餘年を保ち卒(を)へんことを。~臣、犬馬怖懼の(た)へず。

字通「愚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android