報徳記(読み)ホウトクキ

デジタル大辞泉 「報徳記」の意味・読み・例文・類語

ほうとくき【報徳記】

二宮尊徳伝記。8巻。富田高慶著。安政3年(1856)成立、翌年改訂。尊徳の思想業績を詳述し、最も信頼できる資料とされる。

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精選版 日本国語大辞典 「報徳記」の意味・読み・例文・類語

ほうとくき【報徳記】

  1. 二宮尊徳の伝記。弟子の富田高慶著。安政三年(一八五六)成立。尊徳の思想と活動を記す伝記として明治政府によって出版された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「報徳記」の意味・わかりやすい解説

報徳記
ほうとくき

二宮尊徳の伝記。尊徳の女婿にあたる門人富田高慶著。8巻。安政4 (1857) 年成立。寺門静軒の尊徳伝記にあきたらず,高慶が「富国安民の法」である報徳仕法を尊徳の言葉を通して世に伝えようとしたもの。尊徳の出生から一家再興,六百余町村の復興などを語り,その間に逸話などをはさみ,尊徳の思想が明らかにされている。

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旺文社日本史事典 三訂版 「報徳記」の解説

報徳記
ほうとくき

江戸末期,二宮尊徳の伝記
1856年成立。8巻。富田高慶 (たかよし) が,尊徳の節約貯蓄中心とする報徳仕法を彼の伝記をとおして正しく伝えるため著したもので,尊徳の思想が具体的に記されている。

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