愛発(読み)あらち

精選版 日本国語大辞典 「愛発」の意味・読み・例文・類語

あらち【愛発】

  1. 福井県敦賀市地名日本海琵琶湖を結ぶ北陸街道要所として古くから知られた。→愛発関(あらちのせき)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「愛発」の意味・わかりやすい解説

愛発
あらち

福井・滋賀県境付近にあった古地名。福井県敦賀市(つるがし)南部野坂(のさか)山地には、南北に走る断層の谷があり、古くから畿内(きない)と北陸を結ぶ交通路(西近江(にしおうみ)路)として利用された。愛発の山道、すなわち古関の道はその一つで、愛発山(有乳山)の北麓(ほくろく)に愛発関があったといわれる。関跡は明らかではないが、敦賀市南部の旧愛発村付近と考えられる。

[印牧邦雄]

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