愛鳥週間(読み)アイチョウシュウカン(英語表記)bird week

デジタル大辞泉 「愛鳥週間」の意味・読み・例文・類語

あいちょう‐しゅうかん〔アイテウシウカン〕【愛鳥週間】

5月10日から16日までの野鳥愛護のために設けられた週間。昭和22年(1947)に4月10日愛鳥の日(バードデー)としたのを、昭和25年(1950)に改めたもの。バードウイーク 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「愛鳥週間」の意味・読み・例文・類語

あいちょう‐しゅうかんアイテウシウカン【愛鳥週間】

  1. 〘 名詞 〙バードウイーク季語・夏 》

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「愛鳥週間」の意味・わかりやすい解説

愛鳥週間
あいちょうしゅうかん
bird week

野生鳥類の保護を国民全体に訴えるために設けられた運動期間。毎年5月10日から16日まで。1946年(昭和21)GHQ(連合国最高司令部)天然資源局野外生物科長オースティンO. L. Austinの勧告に沿って翌1947年鳥類保護連盟が結成され、その最初の事業としてバードデーbird day(愛鳥の日)が設定された。第1回の「バードデーの集い」は同年4月10日、東京の日比谷(ひびや)公会堂で開催され、野鳥保護の講演、映画、音楽と舞踊などが演じられた。4月10日が選ばれたのは、アメリカに同趣旨の催しが行われていたことによる。しかし、その後、わが国全体として野外で野鳥の観察を行ったり、保護の行事をするには4月10日では季節的に早すぎるので、1か月ずらして5月10日とし、さらに1日だけの行事で終わらせない強い運動とするため、1950年からはバードウィーク(愛鳥週間)と改称した。現在では環境省(旧、環境庁)、日本鳥類保護連盟、担当県が主催し、この期間に「全国野鳥保護の集い」が開催されているほか、各都道府県や鳥類保護団体の主催で表彰式、講演会、展示会、探鳥会などが実施されている。

[柳澤紀夫]

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