感じる(読み)カンジル

デジタル大辞泉 「感じる」の意味・読み・例文・類語

かん・じる【感じる】

[動ザ上一]かん(感)ずる」(サ変)の上一段化。「寒さを―・じる」
[類語]覚える催すいだ持つ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「感じる」の意味・読み・例文・類語

かん・じる【感】

  1. ( サ変動詞「かんずる(感)」の上一段化したもの )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 ザ上一 〙かんずる(感)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「俊三は左まで感じる様子も無く」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉中)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ザ上一 〙かんずる(感)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「交通貿易にもどの位の不利を感じるかしれん」(出典:藪の鶯(1888)〈三宅花圃〉八)
    2. 「鈍い頭痛がしてゐて、目に羞明(しうめい)を感(カン)じる」(出典青年(1910‐11)〈森鴎外〉一一)

感じるの補助注記

未然形、連用形の「感じ」の形はサ変の場合と区別しにくいので、この項には上一段であることが明らかな例だけを示した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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