感染性多発性神経炎(読み)かんせんせいたはつせいしんけいえん(その他表記)infectious polyneuritis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「感染性多発性神経炎」の意味・わかりやすい解説

感染性多発性神経炎
かんせんせいたはつせいしんけいえん
infectious polyneuritis

伝染性神経炎,急性特発性多発性神経炎ともいう。炎症やアレルギーが原因となって起きると考えられている多発性の末梢神経障害の総称。発熱,悪寒,上気道炎の症状,胃腸症状などで始り,感染症を思わせるが,病原微生物の分離にはまだ成功しておらず,アレルギー説も有力視されている。急性の場合には多くは全身の麻痺が起り,顔面神経も侵される。特に脳脊髄液中の蛋白が増加するときにはギラン=バレー症候群という。治療は入院治療が必要。副腎皮質ホルモンを十分投与し,低ナトリウム食を併用し,呼吸筋麻痺には気管切開や人工呼吸器を使用する。回復期に入れば物理療法を開始する。治療法の進歩に伴って,死亡率が 20%から5%台に低下している。

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