慈顔(読み)ジガン

デジタル大辞泉 「慈顔」の意味・読み・例文・類語

じ‐がん【慈顔】

慈悲深い顔。慈愛にみちた優しい顔つき。

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精選版 日本国語大辞典 「慈顔」の意味・読み・例文・類語

じ‐がん【慈顔】

  1. 〘 名詞 〙 慈悲深い顔。慈愛にみちたやさしい顔つき。恩顔
    1. [初出の実例]「今世已隔晨昏之厚顧、何日亦逢平生之慈顔」(出典江都督納言願文集(平安後)一・後三条院五七日御願文)
    2. 「吾病の間なるに欣ぶ慈顔(ジガン)を見る毎に」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐閑居賦〕

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普及版 字通 「慈顔」の読み・字形・画数・意味

【慈顔】じがん

いつくしみのある顔。晋・潘岳〔閑居の賦〕壽を(とな)へて以て觴(しやう)(盃)を獻ず、咸(み)な一(ある)いは懼れ一いは喜ぶ。壽觴擧がりて、顏和す。杯樂飮し、糸竹(なら)び羅(つら)なる。

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