慈顔(読み)ジガン

精選版 日本国語大辞典 「慈顔」の意味・読み・例文・類語

じ‐がん【慈顔】

  1. 〘 名詞 〙 慈悲深い顔。慈愛にみちたやさしい顔つき。恩顔
    1. [初出の実例]「今世已隔晨昏之厚顧、何日亦逢平生之慈顔」(出典江都督納言願文集(平安後)一・後三条院五七日御願文)
    2. 「吾病の間なるに欣ぶ慈顔(ジガン)を見る毎に」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐閑居賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「慈顔」の読み・字形・画数・意味

【慈顔】じがん

いつくしみのある顔。晋・潘岳〔閑居の賦〕壽を(とな)へて以て觴(しやう)(盃)を獻ず、咸(み)な一(ある)いは懼れ一いは喜ぶ。壽觴擧がりて、顏和す。杯樂飮し、糸竹(なら)び羅(つら)なる。

字通「慈」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む