憤然(読み)フンゼン

精選版 日本国語大辞典 「憤然」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぜん【憤然・忿然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 怒るさま。いきどおるさま。
    1. [初出の実例]「忿然として、いかりて云ふことは」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐斉策・宣王〕
  3. 発憤するさま。〔淮南子‐人間訓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「憤然」の読み・字形・画数・意味

【憤然】ふんぜん

いきどおるさま。〔淮南子、人間訓〕孔子、易を讀んで損(の卦)に至り、未だ嘗(かつ)て然としてぜずんばあらず。曰く、損は其れ王の事なるかと。利の友は、の門なり。

字通「憤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android