精選版 日本国語大辞典 「憲台」の意味・読み・例文・類語 けん‐だい【憲台】 〘 名詞 〙① 中国の御史台(ぎょしだい)の異称。〔文選注引漢官儀‐陳琳・為袁紹檄予州〕② 弾正台(だんじょうだい)の唐名。弾正台は令制で、八省から独立して、犯罪取締や治安維持にあたった警察機関。[初出の実例]「縦宰府忍レ達二宮闕之前一。而憲台恐安二玉条之下一」(出典:本朝文粋(1060頃)一二・大宰府荅新羅返牒〈菅原淳茂〉)③ 奉行所など警察裁判にたずさわる役所の異称。[初出の実例]「今日憲台有二棠陰之事一、僕亦随レ例可レ赴レ之」(出典:羅山先生文集(1662)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の憲台の言及 【御史台】より …その役所を御史台(蘭台寺)と呼んだ。六朝時代には南台とも称し,北周には司憲属秋官府,唐の高宗のときに憲台,則天武后のときには粛政台と改めたことがある。唐・宋時代には侍御史がいて百官の糾察に当たる台院,殿中侍御史がいて殿廷供奉の儀式をつかさどる殿院,監察御史がいて州県を巡察した察院の3院に分かれた。… ※「憲台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by