懸隔たる(読み)カケヘダタル

デジタル大辞泉 「懸隔たる」の意味・読み・例文・類語

かけ‐へだた・る【懸(け)隔たる】

[動ラ五(四)]
遠く離れる。
「父は常に我々とは―・った奥の二間専領していた」〈漱石行人
両者の間に大きな違いがある。かけはなれる。「現実理想とはあまりにも―・っている」
(「駆け隔たる」とも書く)争いなどをしている両者の間に分け入る。
「郎等は主を討たせじと、―・りて実盛と、押し並べて組むところを」〈謡・実盛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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