懾服(読み)ショウフク

デジタル大辞泉 「懾服」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふく〔セフ‐〕【×懾服/×懾伏/×慴伏】

[名](スル)勢いに恐れてひれ伏すこと。
ぼくには―した竜王なぞ見えてこない」〈小林秀雄・実朝〉

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精選版 日本国語大辞典 「懾服」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふくセフ‥【懾服・懾伏・&JISF9EF;服・慴伏】

  1. 〘 名詞 〙 勢いや力におそれて屈伏、服従すること。
    1. [初出の実例]「かれらのくにを摂伏し、帰伏せしめむためにとて」(出典:皇太子聖徳奉讚(1255))
    2. 「雨瀟々」(出典:<出典>)
    3. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

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普及版 字通 「懾服」の読み・字形・画数・意味

【懾服】しよう(せふ)ふく

おそれ服する。〔戦国策、秦三〕是れより後、趙・楚懾して、敢て秦を攻めざるは、白の勢ひなり。身(みづか)らする、七十餘

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