戎町遺跡(読み)えびすちよういせき

日本歴史地名大系 「戎町遺跡」の解説

戎町遺跡
えびすちよういせき

[現在地名]須磨区戎町一―六丁目・大田町二丁目、長田区西代通一―四丁目など

六甲ろつこう山地源流とする妙法寺みようほうじ川左岸一帯に形成された扇状地にある。標高一二―一四メートル。縄文時代晩期から古墳時代前期まで継続する集落遺跡で、鎌倉時代の遺構も発見されている。昭和六二年(一九八七)に発見され、平成元年(一九八九)までに七次の発掘調査が行われている。縄文時代晩期では幅一〇メートル以上、深さ二・五メートル以上の規模の旧河道および溝状遺構が発掘されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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