妙法寺(読み)ミョウホウジ

デジタル大辞泉プラスの解説

妙法寺

東京都杉並区堀ノ内にある寺院。日蓮宗。山号は日円山。真言宗の尼寺として創建。元和年間(1615~1624)、日逕の代に改宗厄除けで知られ、江戸時代には“堀之内のおそっさま(お祖師さま)”として多くの参詣者を集めた。英国人コンドルの設計による鉄門は国の重要文化財指定

妙法寺

神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺院。日蓮が開山し、1357年、日叡が再興したと伝わる。苔に覆われた石段で知られ、苔寺とも呼ばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

みょうほうじ【妙法寺】

東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の寺。山号は日円山。創建は不詳だが,もと真言宗に属していたといい,元和年間(1615‐24)妙仙院日円が日蓮宗に改めた。江戸時代から〈堀ノ内のお祖師様〉の名で親しまれている。祖師堂に安置する日蓮の等身大の木像は,日蓮が42歳のときに伊豆法難を乗り越えたおり,みずから開眼したと伝え,〈厄よけの祖師〉として広く信仰を集めた。10月13日を中心に行われる日蓮忌にあたる〈お会式〉は,池上本門寺についで盛んである。

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大辞林 第三版の解説

みょうほうじ【妙法寺】

山梨県富士川町にある日蓮宗の寺。山号、徳栄山。日伝の開創。
鎌倉市大町にある日蓮宗の寺。日蓮が在住した松葉ヶ谷草庵の跡で、鎌倉三本山の一。京都本圀ほんこく寺の旧跡。
東京都杉並区堀内にある日蓮宗の寺。山号、日円山。1621年真言宗から改宗。通称、堀之内お祖師様。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

妙法寺
みょうほうじ

東京都杉並区堀ノ内にある日蓮(にちれん)宗の寺。日円(にちえん)山と号し、「堀の内お祖師様」とよばれている。本尊は十界互具曼荼羅(じっかいごぐまんだら)。除厄祖師像がある。元和(げんな)年間(1615~24)の創立で、真言(しんごん)宗の尼寺であったが、日円尼の法華(ほっけ)信仰によりその子日逕(にっけい)の代(1621)に改宗。その後、不受不施(ふじゅふせ)派の碑文谷(ひもんや)(目黒区)法華寺の末寺となり、弾圧と同時に1692年(元禄5)法華寺の祖師像を移して以来、近郷の信者が多く集まるようになったという。1931年(昭和6)の大火で全山焼失。その後再建された。境内には国の重要文化財の鉄門(1878年イギリスのコンドルの設計)、都重要文化財の客殿、庫裡(くり)「御成(おな)りの間」などがある。[田村晃祐]

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精選版 日本国語大辞典の解説

みょうほう‐じ メウホフ‥【妙法寺】

[一] 東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の寺。山号は日円山。もと真言宗であったが、元和年間(一六一五‐二四)日円尼が現宗に改め、その子日逕が命名。日朗作の祖師像を祖師堂に安置し、厄除(やくよけ)に参拝する人が多い。厄除祖師。ほりのうちのお祖師様。
[二] 神奈川県鎌倉市大町にある日蓮宗の寺。山号は楞厳山。建長五年(一二五三)日蓮が最初に小庵を営んだ松葉ケ谷(まつばがやつ)の地にある。延文二年(一三五七)日叡が建立。松葉ケ谷。
[三] 山梨県南巨摩郡増穂町にある日蓮宗の本山。山号は徳栄山。文永一一年(一二七四)日蓮に帰伏した真言宗の僧善智が改宗、日伝と改名して開創。小室山。小身延。

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世界大百科事典内の妙法寺の言及

【御会式】より

…御影供(みえいく),御影講(みえいこう)ともいうが,とくに〈御命講(おめいこう)〉(大御影供がなまってオメイクとなる)と称して,弘法大師忌の御影供と区別している。日蓮入寂の地である東京都大田区池上の本門寺と,杉並区堀ノ内の妙法寺の御会式はもっとも盛んである。本門寺の御会式(10月11日から3日間)には,夜,花で飾った万灯を押し立て,団扇(うちわ)太鼓を打ち鳴らし,題目を唱えた信者が群参する。…

※「妙法寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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