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成人発症スチル病の予備的分類基準 せいじんはっしょうすちるびょうのよびてきぶんるいきじゅん

家庭医学館の解説

せいじんはっしょうすちるびょうのよびてきぶんるいきじゅん【成人発症スチル病の予備的分類基準】

[大基準]
 ①発熱(39℃以上、1週間以上)
 ②関節痛(2週間以上)
 ③定型的皮疹(ていけいてきひしん)(リウマトイド疹(しん))
 ④白血球増多(はっけっきゅうぞうた)(1mm3あたり1万以上、かつ好中球(こうちゅうきゅう)80%以上)
[小基準]
 ①咽頭痛(いんとうつう)
 ②リンパ節腫脹(せつしゅちょう)、脾腫(ひしゅ)
 ③肝機能異常
 ④リウマトイド因子、抗核抗体(こうかくこうたい)陰性
[除外疾患]
 ①感染症(とくに敗血症(はいけつしょう)、伝染性単核症(でんせんせいたんかくしょう))
 ②悪性腫瘍(あくせいしゅよう)(とくに悪性リンパ腫
 ③リウマチ性疾患(とくに多発性結節性動脈炎(たはつせいけっせつせいどうみゃくえん)、悪性関節リウマチ
[判定]
 大基準の2項目以上を含み、小基準を含めて5項目以上を満たす。ただし、前述の除外疾患を除外できること。
[定型的皮疹]
 ①隆起のない、あるいはわずかに隆起した径数mmの紅色~赤桃色の紅斑(こうはん)
 ②発熱時に出現して、解熱時(げねつじ)に消退する。
 ③全身性、びまん性にみられるものでなく、散在性である(躯幹(くかん)や四肢(しし)の近位部に多い)
 ④同じ患者さんでも場所によって形状が異なり、小紅斑と集簇(しゅうそう)・融台した比較的大きな紅斑が、混在することが多い。
 ⑤掻痒感は一般にない。
 ⑥ケブナー現象陽性(機械的刺激や温熱刺激で出現しやすい)

出典|小学館家庭医学館について | 情報