成当村(読み)なりとうむら

日本歴史地名大系 「成当村」の解説

成当村
なりとうむら

[現在地名]土成町成当

土成村の西に位置し、南はこおり村、西は水田みずた村、北は浦池うらのいけ村。九頭宇谷くずうだに川を中心とする複合扇状地上にあり、南部を撫養むや街道が東西に通る。阿波郡に属する。もと赤野田あかんた村といっていたが赤田村となり、さらに改名して成当村となったという伝承があるが、不詳。中世秋月あきづき庄に含まれたとみられ、秋月八幡宮(現市場町)の寛永一七年(一六四〇)の棟札に秋月五ヶ之庄のうちとして成当とある。天正一九年(一五九一)三月吉日の検地帳(土成町役場所蔵文書)は山崎六郎右衛門の給地分の検地帳で、高一一六石余、付箋によれば反別一四町七反余。別に川村清左衛門分三〇石余の検地帳も残る(土成町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android