成法寺村(読み)じようほうじむら

日本歴史地名大系 「成法寺村」の解説

成法寺村
じようほうじむら

[現在地名]八尾市南本みなみほん町一―五丁目など

八尾八ヵ村の一で庄之内しようのうち村の南にある。村々を南北に結ぶ街道が通る。地名は、かつて当地にあった寺院名による。詳細は不明だが伴林光平の「野山のなげき」に「河内国渋川郡八尾郷の成法寺は、応永頃畠山義就が言仰せて、其の家の祈等せさせくる寺なりしをはやはや跡絶えて、さゝやかなる庵室の残れりしを、今は百五十年ばかり昔に、直州とか言へる法師、新に寺院を造り出でゝ慶徳寺と号を改めしより、名高かりしもとの寺号は是が為に埋れ果てゝ今は僅かに里の名のみ残れり」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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