成等寺(読み)じようとうじ

日本歴史地名大系 「成等寺」の解説

成等寺
じようとうじ

[現在地名]勝田市馬渡

馬渡の湊まわたりのみなと街道沿いにある。浄土真宗本願寺派で青塚山無量院と号する。本尊阿弥陀如来

寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)には、「開基知不申候」とある。大正四年(一九一五)の酒列神社縁起(小池国基氏蔵)は「大同二年の創建なり開基は唯順俗称は佐太夫」として唯順が「常陸大塚浜に至り辻堂に祖師の法流を編む元和三年九月天災の為め馬渡大山に移寺せられ元禄二年領主徳川義公の命に依り当地に移寺して建寺仰付られ石印打敷等御寄附遊さる夫より法灯連綿として現住職得業青塚順澄ニ至る即ち二十二世なり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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