成羽八幡神社(読み)なりわはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「成羽八幡神社」の解説

成羽八幡神社
なりわはちまんじんじや

[現在地名]成羽町成羽 山本

成羽川北岸の山麓鎮座大元おおもと八幡神社ともいい、法人名は八幡神社である。祭神は品多和気命・倉稲魂命・火雷神・高命・大山祇命の五柱。天正一二年(一五八四)の奥書をもつ成羽八幡旧記(渡辺文書)によると、三村家親が氏神である生国信濃国正八幡宮を勧請して社殿を造営したという。文亀三年(一五〇三)に行われた検地によれば神田三五石五斗余。成羽庄六ヵ村の大氏神とされ、福地しろち西野々にしのの(現高梁市)臘数しわす(現川上町)日名ひな羽根はねにはそれぞれ末社が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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