デジタル大辞泉 「我殿」の意味・読み・例文・類語 わ‐どの【我殿/和殿】 [代]《「わとの」とも》二人称の人代名詞。対等以下の相手に向かって親愛の気持ちをこめて用いる語。そなた。「我は千鳥といふ女、―に請けたる恩はなし」〈浄・女護島〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「我殿」の意味・読み・例文・類語 わ‐との【我殿・和殿】 〘 代名詞詞 〙 ( 「わどの」とも ) 対称。親愛感をもって対等以下の相手に用いる。そなた。貴殿。[初出の実例]「わ殿のききわかせ給へば、いとどいますこしも申さまほしきなり」(出典:大鏡(12C前)六)「和殿(ワドノ)は早の勘平ならずや」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例