我波羅蜜(読み)ガハラミツ

デジタル大辞泉 「我波羅蜜」の意味・読み・例文・類語

が‐はらみつ【我波羅蜜】

仏語四波羅蜜の一。完全な主体自我を完成させる修業

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「我波羅蜜」の意味・読み・例文・類語

が‐はらみつ【我波羅蜜】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。涅槃(ねはん)四徳を成就する四波羅蜜一つ。「我」は自由で他に拘束されない主体の意、「波羅蜜」は彼岸(ひがん)である、仏のさとりにいたるの意で、仏果にいたって、自在の徳を完成させる波羅蜜の行をいう。
    1. [初出の実例]「常波羅蜜の無常の所、我波羅蜜の所、愛敬の所、〈略〉如なり、相なり、解脱なり、乃至般若波羅蜜なり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)
    2. [その他の文献]〔観普賢経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android