我波羅蜜(読み)ガハラミツ

精選版 日本国語大辞典 「我波羅蜜」の意味・読み・例文・類語

が‐はらみつ【我波羅蜜】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。涅槃(ねはん)四徳を成就する四波羅蜜一つ。「我」は自由で他に拘束されない主体の意、「波羅蜜」は彼岸(ひがん)である、仏のさとりにいたるの意で、仏果にいたって、自在の徳を完成させる波羅蜜の行をいう。
    1. [初出の実例]「常波羅蜜の無常の所、我波羅蜜の所、愛敬の所、〈略〉如なり、相なり、解脱なり、乃至般若波羅蜜なり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)
    2. [その他の文献]〔観普賢経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む