戒和尚(読み)かいわじょう

精選版 日本国語大辞典 「戒和尚」の意味・読み・例文・類語

かい‐わじょう‥ワジャウ【戒和尚・戒和上】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。三師の一つ。具足戒を授ける時の首座の僧。また、円頓戒では釈迦仏を請じて、これにする。戒師。
    1. [初出の実例]「一者大乗戒、依二普賢経一、請二三師証等一、請二釈迦牟尼仏一、為二菩薩戒和上一」(出典:山家学生式(818‐819))
    2. 「あはれ天台座主、戒和尚の一やくとこそみえたまひけれ」(出典:大鏡(12C前)五)

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世界大百科事典(旧版)内の戒和尚の言及

【受戒】より

…在家の戒としては五戒や八斎戒(はつさいかい)があり,また出家の戒としては比丘や比丘尼の具足戒,沙弥(しやみ)や沙弥尼の十戒,式叉摩尼(しきしやまに)の六戒(これは十戒に含まれる)などがあるが,八斎戒が1日(1昼夜),式叉摩尼の六戒が2年に限られているのに対し,他は捨戒しない限り,一生涯保つべきものである。受戒作法のうち最も複雑なのはもちろん出家の具足戒で,これには戒和上(かいわじよう)と羯磨阿闍梨(こんまあじやり)と教授阿闍梨,それに7人の証人(〈三師七証〉。辺国では証人は2人でもよい)が必要とされる。…

※「戒和尚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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