戯弄(読み)ぎろう

精選版 日本国語大辞典 「戯弄」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ろう【戯弄】

〘名〙 たわむれもてあそぶこと。なぐさみものにすること。また、からかうこと。ばかにすること。
蔭凉軒日録‐寛正四年(1463)四月一四日「等芝蔵主、以戯弄誤而殺害人。依此罪而出奔」
四河入海(17C前)四「蛮触の争を以て、蝸角の上に争たものよと云て比したぞ。是は世間を戯弄して云たぞ」 〔漢書司馬遷伝〕

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普及版 字通 「戯弄」の読み・字形・画数・意味

【戯弄】ぎろう

たわむれからかう。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕、卜し。固(もと)より上の戲弄する倡優もて畜(やしな)ふ俗の輕んずるなり。

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