戸浦六宏(読み)トウラ ロッコウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「戸浦六宏」の解説

戸浦 六宏
トウラ ロッコウ


職業
俳優

本名
東良 睦宏

生年月日
昭和5年 4月30日

出生地
大阪府 大阪市

学歴
京都大学文学部英文科〔昭和30年〕卒

経歴
父は書道家。京大文学部在学中には同窓の大島渚らと学生運動や演劇に熱中。昭和30年大学を卒業、私立大阪高校で英語を教えるが、35年映画監督となった大島から「太陽の墓場」への出演を勧められ、教職を辞して映画界入り。続いて同年の「日本の夜と霧」にも出演。36年松竹を退社した大島が創造社を設立するとこれに参加し、以降は「飼育」「悦楽」「白昼の通り魔」「絞死刑」「新宿泥棒日記」「戦場のメリークリスマス」など一連の大島作品の常連として活躍した。他にも篠田正浩監督「沈黙」、新藤兼人監督「裸の19歳」「藪の中の黒猫」、岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」、黒木和雄監督「とべない沈黙」「原子力戦争」、増村保造監督「この子の七つのお祝いに」、坂東玉三郎監督「夢の女」などに出演し、特異な面貌知性や残忍さをたたえた演技でニヒル悪役脇役を好演した。また、テレビドラマ「新撰組始末記」「バンパイヤ」「暗闇仕留人」「真田太平記」、舞台「詩人トロツキー」などにも出演した。

没年月日
平成5年 3月25日 (1993年)

家族
息子=東良 美季(作家)

伝記
大島渚著作集〈第4巻〉敵たちよ、同志たちよ 大島 渚 著,四方田 犬彦 編・解説,平沢 剛 編,宮尾 大輔 解説(発行元 現代思潮新社 ’09発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「戸浦六宏」の解説

戸浦 六宏
トウラ ロッコウ

昭和・平成期の俳優



生年
昭和5(1930)年4月30日

没年
平成5(1993)年3月25日

出生地
大阪市

本名
東良 睦宏

学歴〔年〕
京都大学文学部英文科〔昭和30年〕卒

経歴
京大在学中に大島渚らと学生運動に奔走。昭和30年大学卒業後、高校教師となるが、35年大島監督の「太陽の墓場」で映画デビュー。以後「白昼の通り魔」「日本の夜と霧」「絞首刑」など一連の大島作品や篠田正浩監督の「沈黙」、新藤兼人監督の「裸の19歳」「藪の中の黒猫」等に出演。また舞台、テレビにも多数出演し、名脇役として活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「戸浦六宏」の解説

戸浦 六宏 (とうら ろっこう)

生年月日:1930年4月30日
昭和時代;平成時代の俳優
1993年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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