所得分配論(読み)しょとくぶんぱいろん(その他表記)income distribution theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「所得分配論」の意味・わかりやすい解説

所得分配論
しょとくぶんぱいろん
income distribution theory

国民の生産した財・サービスが生産に参加した各階層にどのように分配されたか,また分配されるべきであるかに関する理論。近代経済学ではジョン・B.クラーク指摘によって,(1) 生産要素の働きによって分配を説明する機能的分配論と,(2) 個人間における所得の分布論の二つを区別して考えるのが一般的である。機能的分配論はさらに限界生産力説と制度論的分配論とに分けることができる。限界生産力説は自由競争のもとでは土地,労働,資本の生産要素はその限界生産力に等しい報酬が支払われると考え,制度論的分配論は独占度など制度的な要因が分配を決定するとみている。機能的分配論ではパレート最適概念が重要な役割を果たすが,これは個人間の所得分配の公平性を意味しない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 パレート

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む