手が見える(読み)てがみえる

精選版 日本国語大辞典 「手が見える」の意味・読み・例文・類語

て【手】 が 見(み)える

他人に見せたくない欠点弱点が知られる。不始末があらわれる。手のうちが見える。
浮世草子・好色盛衰記(1688)五「それはそれは手の見えぬやりくり」
力量勢力などがわかる。特に、相手のたいしたことのないことがわかる。底が知れる。
※浮世草子・好色一代女(1686)二「殊には姿自慢して、手の見えたる男には言葉もかけず」
囲碁将棋などで、次に行なうべき手段がよくわかる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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