精選版 日本国語大辞典 「手替・手代」の意味・読み・例文・類語
て‐がわり ‥がはり【手替・手代】
〘名〙
① かわって仕事をすること。また、その人。代人。てしろ。
※東宝記(1352)五「寺務用二手替一勤二仕供養法一例事」
② 体裁がかわっていること。様子がちがっていること。
※古文真宝笑雲抄(1525)一〇「此段又手かはりのしたかきやうなりと云ぞ」
※俳諧・小町踊(1665)春「ぜんまいはちと手かはりの蕨かな」
※三河物語(1626頃)三「むこ・しうと、先に入て手がわりをして、矢・てっぽうを出して、いかけ、打かけければ」
④ 入れかわり立ちかわり趣向をかえて行なうこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報