手繰船(読み)たぐりぶね

精選版 日本国語大辞典 「手繰船」の意味・読み・例文・類語

たぐり‐ぶね【手繰船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. てぐりぶね(手繰船)
  3. 対岸に張り渡した綱を手繰って行き来する渡し船
    1. [初出の実例]「声も媚色(なまめく)手繰舟(タグリブネ)、伽遣う伽遣う、御酒色香の伽召せと」(出典浄瑠璃大内裏大友真鳥(1725)二)

てぐり‐ぶね【手繰船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、大坂・伏見間を往来した今井船別称。〔和漢船用集(1766)〕
  3. 手繰網を用いて磯辺で漁をする小型漁船。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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