デジタル大辞泉 「今井船」の意味・読み・例文・類語 いまい‐ぶね〔いまゐ‐〕【今井船】 江戸時代、大坂と伏見の間、淀川を往来した早船。今井道伴が創始したことからこの名がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「今井船」の意味・読み・例文・類語 いまい‐ぶねいまゐ‥【今井船】 今井船〈渚船丈尺覚より〉〘 名詞 〙 江戸時代、大坂・伏見間を往復した早船。創始者は今井宗久(尼崎志‐三)とも今井道伴(和漢船用集‐五)ともいう。諸荷物や禁裏への鮮魚を早く運ぶため、三十石船とほぼ同じ大きさだが船首を鋭くした快速型であるのが特徴。禁裏御用の魚を扱うので、特権を与えられていた。手繰船(てぐりぶね)。[初出の実例]「二十五人は寝たり起たり 借きりて波路はるかに今井舩 鵣」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一五) いまい‐せんいまゐ‥【今井船】 〘 名詞 〙 =いまいぶね(今井船)〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例