手腓(読み)タクフラ

デジタル大辞泉 「手腓」の意味・読み・例文・類語

た‐くふら【手×腓】

たこむら」に同じ。
「さ待つと我が立たせば―にあむ掻き着き」〈雄略紀・歌謡

た‐こむら【手×腓】

腕の内側の肉のふくれている部分。たくふら
「―にあむ掻き着き」〈・下・歌謡〉

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精選版 日本国語大辞典 「手腓」の意味・読み・例文・類語

た‐こむら【手腓】

  1. 〘 名詞 〙 腕の内側の肉が少しふくれている部分。たくふら。
    1. [初出の実例]「白妙の 袖着備ふ 多古牟良(タコムラ)に 虻(あむ)掻き着き」(出典古事記(712)下・歌謡)

た‐くふら【手腓】

  1. 〘 名詞 〙 「たこむら(手腓)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「陀倶符羅(タクフラ)に 虻(あむ)かきつき」(出典:日本書紀(720)雄略四年八月・歌謡)

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