手腓(読み)タクフラ

デジタル大辞泉 「手腓」の意味・読み・例文・類語

た‐くふら【手×腓】

たこむら」に同じ。
「さ待つと我が立たせば―にあむ掻き着き」〈雄略紀・歌謡

た‐こむら【手×腓】

腕の内側の肉のふくれている部分。たくふら
「―にあむ掻き着き」〈・下・歌謡〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手腓」の意味・読み・例文・類語

た‐こむら【手腓】

〘名〙 腕の内側の肉が少しふくれている部分。たくふら。
古事記(712)下・歌謡「白妙の 袖着備ふ 多古牟良(タコムラ)に 虻(あむ)掻き着き」

た‐くふら【手腓】

〘名〙 「たこむら(手腓)」の変化した語。
書紀(720)雄略四年八月・歌謡「陀倶符羅(タクフラ)に 虻(あむ)かきつき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android