デジタル大辞泉
「打っ付ける」の意味・読み・例文・類語
ぶっ‐つ・ける【▽打っ付ける】
[動カ下一]《「ぶちつける」の音変化》
1 物を投げ当てる。「犬に石を―・ける」
2 物に打ち当てる。「鴨居に額を―・ける」
3 相手に包み隠さずに言う。「心のわだかまりを―・ける」
4 あえて取り組ませる。「ルーキーどうしを―・ける」
5 釘などで、強くたたいてくっつける。打ちつける。「板を―・けて塀の穴をふさぐ」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぶっ‐つ・ける【打付】
- 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 ( 「ぶちつける(打付)」の変化した語 )
- ① くぎなどを強く、または雑に打ち込んで、ある物につける。
- [初出の実例]「裏の方の、竹を打付(ブッツ)けた窓がある」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉四五)
- ② =ぶつける①
- [初出の実例]「ぶっつけるやうに駕ちん女房出し」(出典:雑俳・柳多留‐一七(1782))
- ③ =ぶつける②
- [初出の実例]「ぶっつけて云やア、矢っ張り惚れたのだ」(出典:歌舞伎・八重霞曾我組糸(1823)三立)
- ④ 「する」「行なう」「与える」などをぞんざいに言う語。
- [初出の実例]「あのどうらくめ、むかひこよねが羽をつくにの、手鞠つくにの、よいつくつくつくにはつてんひつわがふらくとぶっつけた」(出典:歌謡・松の落葉(1710)四・どうらく踊)
- 「彼(あ)の情婦(おんな)は三拾円の金を打附(ブッツ)けて遣れば訳なく手が切れちまふんだ」(出典:落語・入れ髪(1890)〈三代目三遊亭円遊〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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