扼腕(読み)ヤクワン

デジタル大辞泉 「扼腕」の意味・読み・例文・類語

やく‐わん【×扼腕】

[名](スル)残念がったり憤慨したりして、自分の腕を握りしめること。「切歯扼腕する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「扼腕」の意味・読み・例文・類語

やく‐わん【扼腕・扼&JISEAEE;・腕】

  1. 〘 名詞 〙 自分で自分の腕を強くにぎりしめること。憤ったり、残念がったりするさまをいう。切歯扼腕
    1. [初出の実例]「毎日群遊侠客筵、交談扼捥常招飲」(出典:本朝文粋(1060頃)一・貧女吟〈紀長谷雄〉)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐魏策・哀王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「扼腕」の読み・字形・画数・意味

【扼腕】やくわん

腕を強くおさえる。感情の激するさま。〔戦国策、燕三〕樊於(はんをき)、袒扼腕してみて曰く、此れ、臣の日夜切齒拊心(ふしん)するところなり。乃ち今へを聞くことを得たりと。自刎す。

字通「扼」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android