技能実習制度(読み)ぎのうじっしゅうせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

技能実習制度
ぎのうじっしゅうせいど

外国人労働力の導入にからんだ制度で,1993年4月から実施されている。外国人労働力の導入の方法として,日本の企業,公的機関は研修生という形をとるケースが多い。 82年の改正入国管理法で,研修生としての在留資格が認められた。単純労働分野の外国人就労は禁じられているが,労働力不足や低賃金労働力確保のため,この制度を利用して外国人研修生を受入れている企業は多い。この技能実習制度は研修が終ったあとに1~2年の就労を認めた制度であるが,研修,実習という名目での外国人労働力の導入方法としての色彩が強い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

技能実習制度

開発途上国の「人づくり」に協力する目的で、最長3年まで外国人を受け入れる制度。実習生には労働基準法などが適用される。2015年は約19万人の技能実習生が滞在。近年ベトナムが急増し、12年の1万6千人から、15年には5万7千人を超えた。実習受け入れを支援する国の外郭団体国際研修協力機構」の速報では今年1~5月、申請書を事前点検した数は、ベトナムが8420人で中国の7815人を抜いた。

(2016-10-08 朝日新聞 朝刊 1社会)

技能実習制度

開発途上国の「人づくり」に協力する目的で、最長3年まで外国人を受け入れる制度。実習生には労働基準法などが適用される。2015年は約19万人の技能実習生が滞在。長年、中国が最多だったが、近年ベトナムが急増し、12年の1万6千人から、15年には5万7千人を超えた。

(2016-11-12 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

知恵蔵miniの解説

技能実習制度

外国人の青壮年労働者を技能実習生・研修生として一定期間受け入れる制度。日本の産業上の技術や技能、知識を開発途上国へ移転し、人材育成を図ることを目的として1993年に創設された。その後、賃金不払いや長時間労働といった問題が多発したことから、適正な実施および実習生の保護に関する法律「技能実習法」が2017年に制定された。18年11月、同法施行後の制度の運用状況を検証するための作業部会が法務省に設置された。

(2018-11-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

未必の故意

犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意[補説]作品名別項。→未必の故意...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

技能実習制度の関連情報