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抗利尿ホルモン コウリニョウホルモン

大辞林 第三版の解説

こうりにょうホルモン【抗利尿ホルモン】

排出器官系の水の再吸収を促進して、水の排出を減らす作用をもつホルモン。ヒトでは下垂体後葉から分泌され、腎臓の細尿管に作用する。子宮収縮をきたす作用もある。バソプレッシン。 ADH 。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の抗利尿ホルモンの言及

【腎機能検査】より

…(4)尿濃縮,希釈試験 尿は糸球体でのろ過とそれに続く尿細管での再吸収によって,濃度が一定の範囲に保たれている。この調節を行っているのが抗利尿ホルモン(ADH)である。ADHの分泌が増加したり抑制されたりすると,尿の濃度が大きく変化し,多量の水分を失う脱水症となったりする。…

【腎臓】より

…したがって,この濃度こう配の中を下行する下行脚および集合管では,受動的に水が再吸収されることになるのである。 介在部では原尿の15%の水の再吸収が行われるが,この部での水の再吸収は,脳下垂体後葉の抗利尿ホルモン(ADH)によって促進される。これは,視床下部の視索上核および室旁核(しつぼうかく)にある浸透圧受容器による体液調節と深く関係している。…

【バソプレシン】より

…抗利尿ホルモン(ADH)とも呼ばれ,尿量を調節する作用(抗利尿作用)をもつ脳下垂体後葉ホルモンの一つ。オキシトシンと同様,9個のアミノ酸からなる環状ペプチドで,ヒトをはじめ大部分の哺乳類では8番目のアミノ酸がアルギニンでアルギニン・バソプレシンといい,ブタなどではリジンでリジン・バソプレシンという。…

※「抗利尿ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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