抗原検査(読み)コウゲンケンサ(その他表記)antigen test

翻訳|antigen test

共同通信ニュース用語解説 「抗原検査」の解説

抗原検査

ウイルス特有のタンパク質(抗原)にくっつく物質を使い、患者検体中にウイルスがあるかどうかを調べて感染の有無を判定する。検体には喉や鼻を綿棒でこすって採取した粘液などを使う。数十分程度で結果が出るが、数時間かかるPCR検査に比べ精度は劣る。「抗体検査」は、血液中の抗体の有無から過去に感染したことがあったかどうかを調べる。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「抗原検査」の解説

抗原検査

人体がウイルスや細菌に感染しているかどうか、あるいはそれらが体内にどれくらい多く存在するのかを知るための検査の一つ。「抗原」とは、生体に入った際に抗体を産生するなどの免疫反応を引き起こし得るウイルスや細菌などの物質の総称で、鼻や喉の奥の粘液に付着しやすい。そのため、検査は一般的にこれらを綿棒などで採取して行う。感染後に抗体ができているかどうかを調べる抗体検査と異なり、抗原検査は感染初期段階で感染の有無を知ることができる。

(2020-5-21)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む