折渡峠(読み)おりわたりとうげ

日本歴史地名大系 「折渡峠」の解説

折渡峠
おりわたりとうげ

岩谷麓いわやふもと岩城いわき上黒川かみくろかわとの間にある峠。標高約二〇〇メートルで、麓長根ふもとながねともよぶ。近世には内越うてつ郷と城下町亀田かめだ(現岩城町)を結ぶ要路で、正保四年(一六四七)の出羽一国絵図にも一五町の山道が記される。

峠の頂上に杉の巨木に囲まれ、一つには一体、一つには六体の地蔵菩薩を祀る石室がある。「折渡の地蔵さま」とよばれ、近郷近在の信仰を集め、今も参詣者が絶えない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む