披見(読み)ヒケン

精選版 日本国語大辞典 「披見」の意味・読み・例文・類語

ひ‐けん【披見】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひらいて見ること。
    1. [初出の実例]「太子焼香披見。日別一二巻。至冬一遍了」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「南都の大衆、此状を披見して、やがて返牒をおくる」(出典:平家物語(13C前)四)
  3. 見ること。また、調査すること。
    1. [初出の実例]「尚以有御不審者、以御検使御披見者也」(出典:高野山文書‐応永三一年(1424)三月日・鞆淵庄下司範景支状案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「披見」の読み・字形・画数・意味

【披見】ひけん

開いて見る。

字通「披」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む