デジタル大辞泉 「拒捍使」の意味・読み・例文・類語 こかん‐し【▽拒×捍使】 平安時代、正税官物の納入を拒む者から強制的に徴収するために派遣された官人。検非違使けびいしが任命された。きょかんし。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「拒捍使」の意味・読み・例文・類語 こかん‐し【拒捍使】 〘 名詞 〙① 正税ほか朝廷などの命ずる負担を拒むものを問いただしてとりたてた官人。[初出の実例]「就中右衛門府生笠高吉号二拒捍使一、庄民責勘尤切也」(出典:石崎直矢氏所蔵文書‐天喜二年(1054)二月二三日・官宣旨)② 朝廷で御禊を行なうときに、境内に牛馬などがはいりこまないように警備した官人。[初出の実例]「陰陽寮行事弁以下相二率拒捍使検非違使等一、行二向一条末一」(出典:中右記‐大治四年(1129)四月一三日)拒捍使の補助注記「きょかんし」とも。読みについてははっきりしない。 きょかん‐し【拒捍使・拒扞使】 〘 名詞 〙 ⇒こかんし(拒捍使) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例