招隠(読み)しょういん

精選版 日本国語大辞典 「招隠」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いんセウ‥【招隠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 隠者を招くこと。世に出ていない賢人出仕を求めること。〔高適留別鄭三韋九兼洛下諸公詩〕
  3. 隠棲の志をもつ者を招くこと。また、隠者を尋ねてともに隠棲すること。
    1. [初出の実例]「欲左思招隠之詞」(出典:詩序集(1133頃)白雪催詩酒詩序〈藤原親長〉)
    2. [その他の文献]〔駱賓王‐同辛簿簡仰酬思玄上人林〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「招隠」の読み・字形・画数・意味

【招隠】しよう(せう)いん

隠士賢者を招く。唐・高適〔九、兼ねて洛下の諸公に留別す〕詩 幸ひにうて、招隱多し 高山大澤、求し盡せり

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