拝復(読み)ハイフク

関連語 名詞 語誌

精選版 日本国語大辞典 「拝復」の意味・読み・例文・類語

はい‐ふく【拝復】

  1. 〘 名詞 〙 つつしんで返事をするの意。現在は返信の冒頭などに用いて、相手に対して謙譲気持を表わす語であるが、結語としても用いられた。〔文明本節用集(室町中)〕

拝復の語誌

( 1 )古くは返書の上書(うわがき)として用いられていた。
( 2 )明治期になると頭語として用いられた例も見られるが、結語の方が一般的であったと思われる。
( 3 )「拝復」は、「拝啓」との関連で返信の頭語として定着したと思われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android