謹啓(読み)きんけい

精選版 日本国語大辞典 「謹啓」の意味・読み・例文・類語

きん‐けい【謹啓】

〘名〙 (「啓」は申す意) つつしんで申し上げること。書状最初に書く語。
明衡往来(11C中か)中本「謹啓、右除目何日乎」
海道記(1223頃)萱津より矢矧「一心再拝の謹啓に頭を傾く」

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デジタル大辞泉 「謹啓」の意味・読み・例文・類語

きん‐けい【謹啓】

つつしんで申し上げること。手紙の最初に書くあいさつの語。「拝啓」よりも敬意が高い。「敬白」「謹言」で結ぶ。
[類語]拝啓拝復前略啓上冠省

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普及版 字通 「謹啓」の読み・字形・画数・意味

【謹啓】きんけい

拝啓。

字通「謹」の項目を見る

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