拡大抑止(読み)カクダイヨクシ

デジタル大辞泉 「拡大抑止」の意味・読み・例文・類語

かくだい‐よくし〔クワクダイ‐〕【拡大抑止】

自国抑止力他国防衛安全保障に対しても提供すること。自国だけでなく、同盟国など他国が攻撃を受けた場合にも反撃する意図を示すことで、同盟国等への攻撃を思いとどまらせること。

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共同通信ニュース用語解説 「拡大抑止」の解説

拡大抑止

自国の抑止力を他国にも提供する安全保障上の概念。同盟国への攻撃に対し核兵器通常兵器で報復する意思を示すことで、敵国軍事行動を思いとどまらせる。米国は日本や韓国、北大西洋条約機構(NATO)加盟国などに提供している。米国は1978年、韓国に「核の傘」の提供を約束、北朝鮮による核開発の進展に伴い拡大抑止を強化してきた。昨年9月には米韓の外務・防衛当局次官級高官による「拡大抑止戦略協議体」の会合が4年8カ月ぶりに再開した。(ワシントン共同)

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