普及版 字通 「拷(漢字)」の読み・字形・画数・意味
拷
常用漢字 9画
[字訓] うつ
[字形] 形声
声符は考(こう)。〔玉〕に「打つなり」とあり、罪人を拷(う)ってとりしらべることをいう。糾問するときに打杖・拶指(指をはさんでいためる)など、種々の方法があり、その責め道具を拷具という。
[訓義]
1. うつ、たたく。
2. かすめる。
[古辞書の訓]
〔立〕拷 ツク・ササク・カムガフ・ウツ・ナナフ
[語系]
拷・・考・攷khuは同声。扣・叩khoまた敲khe、khekも声義近く、みなたたく意のある語である。
[熟語]
拷鞫▶・拷供▶・拷較▶・拷殺▶・拷囚▶・拷訊▶・拷打▶・拷治▶・拷認▶・拷問▶・拷掠▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報