指揮・指麾(読み)しき

精選版 日本国語大辞典 「指揮・指麾」の意味・読み・例文・類語

し‐き【指揮・指麾】

〘名〙 (「指」は指示、「揮」はさしず旗の意)
① さしずをすること。下知(げじ)
※権記‐長徳四年(998)三月一八日「万事随左大臣之指麾
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「道路を治めしめ、自らこれに先だち指揮(〈注〉サシヅ)しければ」 〔史記‐陳丞相世家〕
合唱合奏管弦楽交響楽など二人以上の奏者による演奏をまとめて、演奏効果を高める行為。コンダクト
新西洋事情(1975)〈深田祐介〉家族連れ「地中海の旅」波高し「これをコンダクターの指揮のもと秩序正しく打ち鳴らして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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