振舞水(読み)フルマイミズ

デジタル大辞泉 「振舞水」の意味・読み・例文・類語

ふるまい‐みず〔ふるまひみづ〕【振(る)舞(い)水】

暑中飲料水を入れた桶を路傍に置いて、通行の人に自由に飲ませるもの。また、その水。水振る舞い。接待水。 夏》昼過や―に日のあたる/虚子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「振舞水」の意味・読み・例文・類語

ふるまい‐みずふるまひみづ【振舞水】

  1. 〘 名詞 〙 暑い時に、通行人にふるまう水。暑中、大きな商家などで、水を入れたおけを家の外に出して置き、往来の人が自由に飲めるようにした水。水ぶるまい。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「行程の遠近を辻番にたづねて、まはらば廻れ振舞水の下向道」(出典:俳諧・五元集(1747)元)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android