捐館(読み)エンカン

デジタル大辞泉 「捐館」の意味・読み・例文・類語

えん‐かん〔‐クワン〕【×捐館】

《館をてて世を去る意》高貴な人の死去をいう語。〈下学集

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精選版 日本国語大辞典 「捐館」の意味・読み・例文・類語

えん‐かん‥クヮン【捐館】

  1. 〘 名詞 〙 ( 住居を捐(す)てて世を去るの意 ) 死去すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「君話侍従中納言捐館」(出典空華日用工夫略集‐永徳三年(1383)二月一四日)

捐館の補助注記

漢籍では「捐館舎」すなわち「館舎を捐つ」という形で用例がある。「君卒然捐館舎、君雖臣、亦無奈何史記‐范雎伝)」

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普及版 字通 「捐館」の読み・字形・画数・意味

【捐館】えんかん(くわん)

やかたをすてる。貴人の死をいう。〔戦国策、趙二〕今奉陽君、舍を捐てたり。大王乃ち今然る後、士民と相ひ親しむことを得ん。

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