掃愁帚(読み)ソウシュウソウ

デジタル大辞泉 「掃愁帚」の意味・読み・例文・類語

そうしゅう‐そう〔サウシウサウ〕【掃愁×帚】

うれいはらほうきの意》異称。→酒は憂いの玉箒
東坡洒落しゃれて―とし、さまは呼びかへて般若湯はんにゃとうといへり」〈読・胡蝶物語・前〉

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精選版 日本国語大辞典 「掃愁帚」の意味・読み・例文・類語

そうしゅう‐そうサウシウサウ【掃愁帚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そう」は「帚」の慣用音。うれえを掃(はら)う玉帚(たまははき)の意 ) 酒の異称。そうしゅうしゅう。
    1. [初出の実例]「東坡はしゃれて、掃愁帚(サウシウサウ)とし、梵(ぼ)さまは呼びかへて般若湯といへり」(出典読本・夢想兵衛胡蝶物語(1810)前)

そうしゅう‐しゅうサウシウシウ【掃愁帚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅう」は「帚」の漢音 ) =そうしゅうそう(掃愁帚)
    1. [初出の実例]「釣詩鈎(シヲツルツリバリ)掃愁帚(サウシウシウ)(ウレイヲハラウハウキ)二共酒異名也」(出典:元和本下学集(1617))
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐洞庭春色詩〕

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