授法寺(読み)じゆほうじ

日本歴史地名大系 「授法寺」の解説

授法寺
じゆほうじ

[現在地名]長浜市西上坂町

一乗山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。湖北十ヵ寺の一つで、当山由緒記(寺蔵)によれば、もと天台宗で一乗山法華寺と称したが、俊阿が本願寺覚如に帰依し、真宗に改宗した。俊阿以降、覚祐・祐阿・春阿と次第し、春阿が大永二年(一五二二)九月一九日に本願寺実如より親鸞絵像・蓮如絵像を下付されたという。現存する実如絵像は裏書から、享禄四年(一五三一)六月二六日に証如から下付されたことが知られ、「上坂中道場」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android