授職灌頂(読み)ジュシキカンジョウ

精選版 日本国語大辞典 「授職灌頂」の意味・読み・例文・類語

じゅしき‐かんじょう‥クヮンヂャウ【授職灌頂】

  1. 〘 名詞 〙 仏語菩薩が第九地から第十地の法雲地にはいるとき、諸仏智水を菩薩の頂にそそいで、その法王の職を受けることを証するもの。また、密教では特に修行の進んだものに秘法を授けて阿闍梨位を与える伝教灌頂伝法灌頂)のことをいう。じゅしき。じゅしょく。じゅしょくかんじょう。
    1. [初出の実例]「勅定によりて法皇の御弟子寛空に会ひて授職灌頂を遂ぐ」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む