掌の襞(読み)てのひらのひだ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「掌の襞」の意味・わかりやすい解説

掌の襞
てのひらのひだ

屈曲線ともいう。指紋,掌紋のような皮膚隆線とは別に,非常に目につく斜めに走っている3本のひだのこと。西洋の手相学では母指球部を囲むように走る線を生命 (活力) 線,それより指側を走る線を知能 (頭脳) 線,いちばん指側にある線を感情線という。これらは,手の屈曲運動に伴って皮膚上に彫り込まれたひだである。以上,3本の線はほとんどの人にみられるが,それとは別に中央を縦走するひだがみられることがあり,これを西洋の手相学では運命 (均衡) 線という。これらのひだは個人によって著しく類型を異にする。そのため,これまでは手相学において重視されていたが,近来,遺伝的なものと関連が強いことが観察されてきた。たとえば,知能線と感情線とがつながって1本となったものをマスカケというが,これはダウン症候群に多くみられるという。そのほか,疾病とも関係が深いとされ,人類遺伝学上重視されている。

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