掛け筵(読み)カケムシロ

デジタル大辞泉 「掛け筵」の意味・読み・例文・類語

かけ‐むしろ【掛け×筵/掛け×蓆】

昔、室の内外間仕切りに用いた、畳表たたみおもてへりをつけたもの。とばりのように垂れ下げた。
正月神前に新しく掛けるむしろ新筵あらむしろ 新年

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精選版 日本国語大辞典 「掛け筵」の意味・読み・例文・類語

かけ‐むしろ【掛筵・掛蓆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 室の内外を仕切る壁代(かべしろ)布帛(ふはく)を用いないで、筵を垂れかけたもの。
    1. [初出の実例]「掛筵と申すは、上之御末と中の御末とのあひに高敷居あり。其の上より掛けられ候也」(出典:長祿二年以来申次記(1509))
  3. 正月、神前に新しく掛ける筵。新筵(あらむしろ)。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「掛むしろ」(出典:俳諧・俳諧四季部類(1780)正月)

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